転職活動を漢字1文字で表すと「苦」が最多
マイナビは、2025年に転職した人を対象に実施した
「転職活動と仕事に関する調査」(回答者600人)の結果を発表しました。
本調査では、転職活動を振り返り「漢字1文字」で表してもらったところ
転職者の率直な心理状況が浮き彫りになっています。
「苦」が最多、転職は精神的負担が大きい現実

転職活動を漢字1文字で表した結果
上位は以下のとおりでした。
- 苦:9.0%
- 難:6.2%
- 変:5.7%
- 無:4.5%
- 良:4.5%
- 楽:4.2%
最多となった「苦」は、年代が上がるほど割合が高くなる傾向が見られました。
「苦」を選んだ理由としては、「面接対策や書類の書き方など大変だったから」
「別業種に就いた」「新しい分野に挑戦した」などの回答もあり
年齢を重ねてからの転職ほど、心理的・環境的な負担が大きいことがうかがえます。
また、「良」では
「ライフワークバランスを取れるようになり家族の時間が増えて心の豊かさが得られた(30代)」
「今までの転職の中で一番良いものになった(50代)」、
「楽」では「楽しかった。自分を知れる機会になったから。(20代)」など、
転職を通して良い変化や経験ができた様子がうかがえます。
転職は「前向き」でも、決して楽ではない
近年、転職はキャリア形成の一環として一般化していますが
今回の調査結果からは、転職者が決して軽い気持ちで動いているわけではないことが分かります。
- 書類選考・面接への不安
- 年齢や経験に対する評価への懸念
- 新しい職場・人間関係への適応
こうした不安や負担を抱えながらも
「変わりたい」「挑戦したい」という思いで転職に踏み出している人が多いのが実情です。
人材紹介の現場で重要になる「受け入れ側の姿勢」
人材紹介の現場では
転職者のスキルや経歴だけでなく、転職活動そのものが大きなエネルギーを要している点を
企業側が理解しているかどうかが、入社後の定着に大きく影響します。
特に中途採用では
- 入社初期のフォロー体制
- 期待役割の明確化
- 「分からなくて当然」という前提での受け入れ
といった姿勢がない場合
転職者は「思っていたよりも厳しい」「相談しづらい」と感じ
早期離職につながるケースも少なくありません。
社労士 × 人財サポートでできる支援
人財サポートに関わる社労士としては
- 採用時の情報開示の整理
- オンボーディング(入社後支援)の仕組みづくり
- 年代別・キャリア別の受け入れポイントの助言
- 職場内コミュニケーションや評価制度の整備
などを通じて
「苦しかった転職」を「良い転機」に変える支援が重要だと考えています。
人手不足が続く今だからこそ
採用だけでなく「その後」を見据えた人財サポートが、企業の持続的成長につながります。
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