新卒採用成功のカギは“仕事内容+人間関係”

新卒採用成功のカギは“仕事内容+人間関係” です。

重視したい社風トップは「協調・親和」

働く上で重視したい社風のトップ3は、以下のとおりでした。

  1. 相互の思いやりとあたたかさ
  2. オープンなコミュニケーション
  3. 強い連帯感とチームワーク

いずれも『協調/親和』カテゴリーに分類される項目です。

一方で、2014年新卒と比較すると
「理想に向かう情熱と意欲」「変革と新たな価値の創造」といった
『創造/開拓』カテゴリーの要素は、2014年卒と比較して減少しています。

就活生は、挑戦的な社風よりも
人間関係の安心感や心理的安全性を重視する傾向を強めているといえます。

「どんな仕事か」に加え、「誰と働くか」を重視

学生が、企業に応募するきっかけのトップは
引き続き「興味のある仕事・職種」でした。

ただし近年は

  • 勤務地:2022年卒以来増加
  • 知人の勧め
  • 斡旋・リクルーター
  • 先輩社員の紹介

といった項目の選択率が上昇しており
企業の“中の雰囲気”や“リアルな評判”が意思決定に強く影響していることがうかがえます。

「社内の雰囲気」を知る機会がカギ

求人票や会社説明会だけでは伝わらない
「実際にどんな人たちが、どんな関係性で働いているのか」が
学生がリアルな情報を得られる機会を増やすことが重要です。

調査結果は以下の通りです。

  • 「実際に知ることができた割合」をみると、「具体的な仕事内容」は90.0%と非常に高い。
  • 「社内の人間関係・職場の雰囲気」も79.5%と、2025年卒の75.1%から増加
採用時の“リアルな情報開示”が定着率を大きく左右

採用後に「思っていた仕事と違う」という理由で、離職してしまうことも少なくありません。 株式会社マイナビが10月10日に公表した「組織定着に関する研究調査レポート」に…

人材紹介の現場で感じる“ミスマッチ”の原因

人材紹介の現場でも

  • 仕事内容は合っているが、社風が合わない
  • 成果主義やスピード感に心理的な負担を感じる
  • 入社後、人間関係に悩み早期離職

といったケースは少なくありません。

今回の調査結果は
採用時に社風や価値観を正しく伝えられていないことが
ミスマッチにつながっていることを示しています。

社労士 × 人材紹介でできる採用支援とは

人材紹介に強い社労士として重要だと考えるのは
「どんな人を採るか」だけでなく、「どんな職場で迎えるか」の整理です。

具体的には

  • 社風・人間関係・評価の考え方の言語化
  • 若手が安心して相談できる体制づくり
  • ハラスメント防止やコミュニケーションルールの整備
  • 採用段階でのリアルな情報開示

これらを整えることで
「選ばれる企業」かつ「定着する採用」につながります。

採用が難しい時代だからこそ
制度・労務・人材紹介を一体で考える視点が、これまで以上に求められています。

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