2026年度卒業予定の大学生や短期大学生、高専生、大学院生向けに、就職活動の日程が正式に公表されました。
この日程は、学生の学業への影響を最小限にしながら
安心して就職活動に取り組める環境を整えることを目的に毎年、見直されています。

以下では、主な日程と重要なポイントについて解説します。

2026年度の基本スケジュール

政府が定めた2026年度卒業生の就職活動日程は、以下のようになります。

• 広報活動：2025年3月1日以降開始
• 採用選考活動：2025年6月1日以降開始
• 正式な内定日：2025年10月1日以降

これにより、学生が学業を優先しつつ就職活動を進めることが期待されています。

専門活用型インターンシップの特例について

専門的なスキルや知識を生かす「専門活用型インターンシップ」を利用する場合、一部の例外が認められています。

• 対象時期：卒業・修了年度に入る直前の春休み以降
• 採用選考の流れ：インターンシップ終了後の選考を経て、通常の選考開始時期（6月1日）より前に採用プロセスを進めることが可能

なお、汎用的能力活用インターンシップの実施期間は5日以上
専門活用型インターンシップ実施期間は２週間以上必要です。

この特例は、専門性の高い人材を求める企業にとっても
キャリアを明確にしたい学生にとっても大きなメリットとなるでしょう。

「オワハラ」防止への対応

就職活動において問題となる「オワハラ」（内定や内々定を条件に他社での活動を辞退させる行為）についても、対応が強化されました。

• 企業への要請：オワハラ行為を行わないこと
• 相談窓口の設置：学生が気軽に相談できる環境を整備

これにより、学生が安心して複数の企業と向き合い、自分に最適な進路を選択できるようになります。

労務サポートからのアドバイス

就職活動の日程や制度が変更されると、企業の採用活動にも影響が出ます。特に以下の点に注意が必要です。

1. 採用活動の計画見直し：広報や選考活動の日程に合わせて、スケジュールを早めに組み直しましょう。
2. インターンシップの活用：専門活用型インターンシップを積極的に取り入れることで、専門性の高い学生を効率的に採用できます。
3. 社内体制の整備：オワハラ防止策や相談窓口の設置など、学生に安心感を与える環境作りを行いましょう。

人財サポートでは、採用活動の計画や制度への対応についてもサポートしています。
特に中小企業の皆様は、日程変更への対応が難しい場合もあるかと思いますので、ぜひご相談ください。

詳しい情報は以下のリンクからご確認ください

• 関係省庁による公表内容
• インターンシップの詳細

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