AIの労働への影響を分析
内閣府は7月30日、「AIで変わる労働市場」を特集しました。
AIは、事務的タスク(作業)を一部ないし相当程度、自動化します。
AIにより自動化されたサービスに対する受け手の
抵抗が小さい職業は将来的に雇用が減少し(代替)、
抵抗が大きい職業は、生産性と質が高まる(補完)可能性があります。
一方、以下の2つの影響が考えられます。
- 労働には事務的リスクと物理的リスクがあり
物理的リスクは比較的、AIから受ける影響は少ない - 意思決定の重要性の高い労働は「補完」を受ける可能性が高い
そして、AI導入の影響の少ない職業として
スポーツ関係者、警察、消防関係者、建設労働者などを
職業の代替性の大きいものとして電話応対員、事務作業員、IT関係者などを
補完性の大きいものとして医療従事者、教育関係者、法曹関係者等を上げています。
AI活用に向けたリスキリング
AIに代替されず、より便益を受けるために、リスキリングが各国において実施されています。
IT活用力は加齢に伴って低下しており、職業におけるAIの利活用においても
年齢が高くなるにつれてリスキリングの必要性が高まります。
AIを最大限活用できる人材を育成するためには、自ら考え抜く力も重要です。
IT活用力は国ごとの大きな差はみられないが、学習能力は日本が突出して不足しています。
「自ら課題を見つけ、それを解決する力」の育成が必要です。
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