若手・中堅社員が辞めたくなる時期は「3年目」「5~7年目」定着対策は?

「3年目」「5~7年目」に離職意向が高まる

リクルートマネジメントソリューションズが発表した「組織適応」に関する調査(2025年)によると
社員が辞めたくなる時期は「3年目」と「5~7年目」であることが明らかになりました。

  • 3年目:業務の幅が広がり、独り立ちが求められる一方
    「ついていくのに精いっぱい」と感じやすい時期。
  • 5~7年目:業務に慣れてくる反面、成長実感が得にくく
    「同じことの繰り返し」で将来のキャリアを描きづらい時期。

つまり、このタイミングでの離職防止策が、企業の人材戦略において極めて重要となります。


離職防止のために企業が取り組むべき施策

社員が定着するかどうかは「キャリアの見通しを持てるか」に大きく左右されます。

調査でも、将来必要になる経験を意図的に前倒して任せたり
目標志向型アプローチへの転換を先導したりする関わりが重要だと指摘しています。

そして、離職を防ぎ、定着率を高めるための具体的な施策は以下の通りです。

1. キャリア面談の実施

定期的なキャリア面談を行い、中長期的なキャリアビジョンや成長機会を共有。
モチベーションの維持につながります。

2. ジョブローテーション・新規プロジェクトへの参画

「同じことの繰り返し」を防ぎ、挑戦機会を提供することで、社員の成長意欲を引き出します。

3. 教育・研修制度の充実

  • 3年目前後:スキル定着やリーダーシップ育成
  • 5~7年目:専門性の深化やマネジメント研修
    将来像を描ける教育環境を整えることが重要です。

4. メンター制度の導入

先輩社員による相談体制を整えることで、孤立感を防ぎ、職場への安心感を作ります。

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社労士ができる人材定着支援

人財紹介や採用だけでなく、「辞めない職場づくり」こそ社労士の専門領域です。

  • 離職防止を見据えた 人事制度・評価制度設計
  • 助成金を活用した 研修プログラム導入支援
  • 働きやすさを実現する 就業規則・制度改定
  • 採用戦略と連動した 人材紹介・定着支援

特に名古屋の中小企業では、採用難の中で「採用した人材をいかに定着させるか」が経営課題の中心となっています。

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