学生に選ばれる会社の採用のコツとは?

面接

採用CXとは、選考プロセスを通じて候補者が企業や選考に対して抱く印象を指します。
調査では、学生が「誠実さ」「納得感」「参加しやすさ」「公平性」など6つの評価観点を
どの程度感じたかによって、選考への参加意欲がどのように変化するかを分析しています。

大切なのは、「誠実さ」

リクルートマネジメントソリューションズが実施した
「採用CX(候補者体験)に関する意識調査」では
2026年卒業予定の学生が最も高く評価した選考プロセスは
2年連続で「個人面接」でした。

一方、「AI面接」は対人面接と比べて「参加しやすさ」が多少上がりますが
「誠実さ」「納得感」「実力を発揮できた感」が低く、評価が下がる傾向にあります。

調査では、学生の企業への印象を左右する最大の要因とし
「誠実さ」が2年連続でトップになりました。

採用活動が、「企業と学生が信頼関係を築く第一歩」へと変化していることがわかります。

忙しさの中で“誠実さ”が伝わらなくなることも

中小企業では、社長や総務担当者が採用を兼務するケースも多く
「とにかく面接をこなす」形になりがちです。

しかし学生は、短い面接の中でも「自分の話を聞いてもらえたか」
「人として丁寧に扱われたか」を敏感に感じ取っています。

特に若い世代ほど、「自分の努力や考えを理解してほしい」という欲求が強く
AIや形式的な質問よりも、対話の中でのリアクションや共感を重視する傾向があります。

“人による面接”の価値

今回の調査では、「AIに評価されたい」と答えた学生は15.8%にとどまり
「人に評価されたい」が63.0%にのぼりました。
これは「評価の納得感」を支えるのは“人の目”であるという結果です。

選考参加意欲が上がった/下がったエピソード例として
「誠実さ」に関しては「話に興味を持って面接を進めてくれた」
「一次面接で人事担当からすぐ連絡が来て、フィードバックとフォローがあった」
のような
丁寧で、人間らしい面接者や人事担当者との内容が多いです。

AI面接やWeb選考が効率化を進める一方で
採用の本質は「相手を理解しようとする姿勢」にあります。
中小企業こそ、少人数ならではの“誠実な対応”を強みにできるのです。

「誠実さ」を伝えるには

応募者に「誠実さ」が伝わる採用のコツは、以下の通りです。

面接官の姿勢を整える
 応募者の話を途中で遮らない、うなずく、メモを取るなど
丁寧な聴く姿勢が印象を左右します。

選考の流れを見える化する
 選考日程や合否連絡の時期を明示し
途中で連絡が途切れないようにすることが信頼につながります。

会社の“人”を見せる
 社員紹介や会社見学など、現場の雰囲気が伝わる機会を設けると
学生は「人の温度」を感じやすくなります。

AIは補助ツールとして位置づける
 書類選考の効率化には有効ですが
「最終判断は人が行う」という姿勢を明確にすることが大切です。

社労士がサポートできること

採用活動では、単に面接の技術だけでなく、公平性や法令遵守も求められます。
社労士が、中小企業の「誠実な採用活動」を後押しします。

学生が求めているのは、“完璧な会社”ではありません。
誠実に話を聞き、約束を守る――その積み重ねが「ここで働きたい」という信頼につながります。

採用における「誠実さ」は、企業の魅力そのもの。
中小企業の強みを生かした採用プロセスづくりを、私たち社労士がサポートいたします。

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