企業の新卒内定の状況調査について
企業の新卒内定の状況調査について
株式会社マイナビは
2019年卒採用の内定状況と2020年卒の採用の見通しなどをまとめ
「2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」の結果を発表しました。
1.2019年卒採用の内定状況
・「採用充足率」(内定者数/募集人数)は、84.4%
・業種別に見ると、「ソフトウエア・通信(77.3%)」が特に採用充足率が低い。
・上場(95.9%)と非上場(76.5%)では、非上場企業の厳しさがうかがえます。
・内々定後の辞退率は
「前年より高かった」が34.0%で
3社に1社が前年よりも高い内々定辞退率に苦悩する様子が見て取れます。
2.外国人留学生採用
・2019年卒採用で
「外国人留学生を採用した(する予定)」と回答したのは全体の11.7%でした。
また「採用活動はしたが、採用できなかった」企業は7.0%でした。
・2020年卒の予定では
「採用する予定」が10.7%、「検討中」が28.8%となり、
企業側の採用意欲は垣間見えます。
・「採用をしていない(または予定がない)」企業にその理由を聞いたところ
「日本語能力(24.7%)」
「ビザなどの手続きが困難(14.6%)」
よりも
「外国人が活躍できる環境が整っていない(43.2%)」
「現場の受け入れ体制が整っていない(43.8%)」
といった、企業の内部要因によるところが大きいことが分かりました。
3.障がい者採用
・障がい者採用に特別なコースや採用枠を設けている企業は、全体の8.6%とまだ少ないです。
・9割を超える企業が
「特別なコース・採用枠は用意していない/採用活動自体を行っていない」
と回答しています。
・採用経験がある企業に、採用した方への配慮を聞いたところ
「業務量への配慮(58.8%)」
「勤務地の固定(51.2%)」
「設備への配慮(43.8%)」
「勤務時間の配慮(38.7%)」
「配属先部署での理解促進(35.8%)」
の順でした。
本人だけではなく、一緒に働く従業員へ理解を促すことの必要性も感じていました。
4.2020年卒採用と今後の課題
・次年度(2020年卒)の採用スケジュールについて
インターンシップを開始するのは「8月」が最も多く(36.1%)
2019年卒(31.8%)に比べて、スタートが早まっています。
また、3月に面接を開始する企業が増加しており
厳しい採用環境への対応として、3月以降の活動もスピード感が増しています。